後ろから見たシルエットがとても美しい椅子です。
珍しい3本脚のデザインはどんな床でもガタガタせず常に安定します。
座面に直接脚を組みこんだとても珍しい構造のこの椅子は、贅沢に
50㎜の厚みの無垢板を座面に使用することにより
優れた強度を発揮しています。
手間と技術が必要な構造ですが、強度・機能ともに進化した椅子です。
座面と脚が一体型なのでとてもすっきりとした印象で、
彫刻のような美しさを感じることができます。
座った時の背中のホールド感が最高の座り心地を実現。
ぜひこの座り心地を体感してみてください。
左 sui arm 2015 ¥150,000(税別)
右 sui 2015 ¥120,000(税別)
ジュエリーアーティストの那須勲さんをお迎えしてのトークイベント
『日本のルーツを探る旅』大盛況のうちに終える事ができました。
KOMA shopでトークイベントは初めてだったのでドキドキでしたが、
たくさんの方にご参加いただき感謝の気持ちでいっぱいです。
那須さんの作るジュエリーは日本神話などをベースに、
蒔絵や組紐など日本の『技』を使った独特の世界感。
『日本は刀でつくられたという。いにしえの神が剣を海に浸けそれをひきあげる
と四つの雫が滴り落ち、それが日本列島になったそうな・・・』
(映画『LAST SAMURAI』冒頭の台詞)
神話の中で剣は滅する道具ではなく生み出すものとして語られています。
『アメノヌボコ』と題した剣のネックレスはクリエイティブの象徴として
発信しているのですが、この表現に海外の方は大変驚くといいます。
(現在KOMA shopに展示中。)
日本のジュエリーの歴史をひもとくと遥か縄文時代にまで遡るそう。
当時は着飾るためではなく、祈りのアイテムとして使われていました。
ところが飛鳥時代に入るとジュエリーは歴史の舞台から姿を消します。
ジュエリーではなく着物や髪飾りで美を表現するようになりました。
再びジュエリーが登場するのは明治時代といいます。
空白の1500年の間に培われた『結び』や『蒔絵』など
日本の伝統文化と称される匠の技。
西の文化であるジュエリーを日本の美意識と技が昇華し
発信していきたいと熱く語る那須さん。
その昔、神にアクセスするツールとして使われていたように
自らのスイッチとして作品を身につけていただきたいと
語っておられました。
他にもたくさん話興味深いお話があったのですがご紹介しきれず残念。
お話を聞いて、日本という国はやはり素敵な国だなと改めて。
ますます日本という国を好きになるようなそんなイベントでした。
那須さん、ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。