ゆったりとした座り心地が人気のアームチェアcocoda chairから
より洗練された印象のcocoda chair 2015ができました。
先日工房を訪れた際、ちょうどcocoda chair 2015の削り出しをしているところだったんです。
南京鉋や刃渡り30センチはあろうかという刀を使い、アーム〜背もたれを削りだしているところでした。
微塵の迷いもなくリズミカルに繰り出される手道具。
3次元の難しいラインを立ち止まることなく削り続けていく様が見ていてとても不思議な感じがしました。
左右のバランスだったり、それぞれの角度だったり、なぜ分かるのかしら。
『頭の中にあるイメージを形にするだけだから・・・』と松岡。
図面はすべて頭の中。
想うカタチがだせなくて時間ばかりかかっていた修業時代。
『指でなぞったらイメージ通りのカタチになる魔法ないかな〜』と思っていたそうです。
月日は流れ、今は道具を握ればイメージ通りのカタチが出せるようになりました。
でもまだまだと言います。
もっと、もっと。
今、家具を創っている時が一番楽しいんですって。
そんな気持ちで創っている家具はきっと家具から発する何かが違うだろうな。
以前椅子をお納めしたお客様から今日こんなメールをいただきました。
『良い物があるとそれを基準にして部屋も整理したくなります。sui arm2013は生活まで変えてくれています。』
1脚の椅子から気持ちが変わり生活まで変わる・・・・すごい事ですよね!
お客様からいただくメールやお手紙はいつも励みになります。ありがとうございます。
最後にcocoda2015一番のお気に入りの写真。